「出産=喜ばしい」イメージがある一方、
早産や分娩トラブルなどで、
子どもがNICUにいる場合、
母親に心理的不健康(強い不安や抑うつ状態など)をもたらす可能性が高いです
実はわたしも、うつ状態になりました。
この記事は以下の人におすすめ!
早産後の産後メンタルを知りたい
産後病まない方法を知りたい
【研究結果】妊娠出産はストレス?
ある研究では、
約1/3の女性が出産をストレスフルな体験と回答。
10~15%の女性は分娩時に自分もしくは赤ちゃんが亡くなるのではないかという恐怖を感じるそうです。
心理や精神の専門家であり家族のケアをする新米たちが発信するプロジェクトKnowell https://www.ncnp.go.jp/cbt/knowell/perinatal/trauma.html
わたしも産後うつ・PTSDに
「うつとは無縁」とどこか自信をもっていたわたしも、産後うつとPTSDになりました。
【PTSDとは?】
生死に関わるような体験をし、 強い衝撃を受けた後で生じる精神疾患。
常に気持ちが高ぶったり、無感覚になったりする。
大きな事故や災害でPTSDになるイメージがあるけど、
出産時に予想外の怖い体験をした後にPTSDになることもある。
産後ママのうち約4%がPTSDを発症する報告も。
具体的な症状
感情の起伏が激しく、
早産した自分を責めては消えたくなる。
具体的には、
・出産時の恐怖を思い出す
・出産前の自分の行動を振り返っては後悔
色んなことが頭の中をぐるぐる回り、
無気力感に襲われ、 何もやる気が起きない。
厚生労働省
みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html
【予防策】産後うつ・PTSD
「自分を責めないで!誰のせいでもないよ!」と早産当初よく言われるけど、
とても大変な思いをしたので産後うつやPTSD発症は自然なことです。
自分で悩みを抱え込まず、誰かに話すことがとても大切。
具体的には、
①家族や周囲の人に相談
②早産児サークルに参加
③民間や病院のカウンセリング
④精神科で治療など
わたしが利用したサービス
海外早産&コロナで人に会いにくい時期だったので、オンラインサービスを利用。
①助産師HISAKOさんのオンライン相談
大ファンの助産師HISAKOさんに直接相談。
20分5000円と料金は高めだけれど、今まで多くのママの話を聞いてきたHISAKOさんの話は本当に説得力があり、こちらの状況を受け止めて励ましてくれました。
家族や友人に相談しにくいこともあると思います。
オンラインだとその後の関わりもなく、直接会わずに相談できる点が魅力。
https://coubic.com/babubabu/759812
②リトルベビーサークルのオンライン交流会
当時、マレーシア在住だったので、
出身地のサークルを探すもまだ発足しておらず、
オンライン交流会を実施する埼玉のサークルに参加。
同じくNICU入院中のママや、
サポーターの助産師さんと色々お話し出来てとても救われました。
③フォローアップ健診先のカウンセリング
NICU卒業後、フォローアップ健診をお願いしている病院で無料カウンセリング。
臨床心理士カウンセラーが担当し、
チェックシートで心の状態を診断。
結果は、 軽度の産後うつと中度のPTSDでした。
治療法として、
①精神科に通い、投薬治療
②トラウマを扱う認知行動療法を担当カウンセラーが行う
上記内容を提案されましたが、
自分がPTSDだということが分かると少し心が軽くなり、 治療はせず現在に至ります。
まとめ
・早産は母親に強いストレスを与えやすい
・出産でPTSDが起きることもある
・一人で悩みを抱え込むのはやめて!
・自分にあったサービスを探してみる
早産体験はストレスフルで、
産後うつやPTSDにも繋がることも。
早産後待ったなしに始まる搾乳や通院で、
心の整理がつかないままになりがち。
産後のメンタルヘルスの重要性が少しでも理解されるよう、
こちらのブログでも発信します。